Property遠赤外線は髪の内部から温めます

遠赤外線は物体の表面だけでなく内部にまで浸透し、水分子を振動させて温める性質を持つため、表面温度を上げすぎずに乾燥を進めやすいとされています。

光や電磁波は波長によって性質が異なり、可視光線より波長の長い赤外線は「近赤外線」「中赤外線」「遠赤外線」に分類されます。遠赤外線は波長がおおむね3〜1000マイクロメートル(μm)の範囲にあり、物体に当たると内部の分子を振動させて熱に変える働きがあります。この性質は、こたつやサウナ、床暖房など、さまざまな暖房機器にも応用されています。

ドライヤーの吹き出し口に遠赤外線を放射する素材を使うと、温風だけでなく赤外線の輻射熱によっても髪を温められます。輻射熱は髪の内部(毛髄・毛皮質)にまで届きやすいため、表面だけを高温にしなくても水分を飛ばせる、という考え方が背景にあります。

Physics遠赤外線の物理的性質

遠赤外線は太陽光や人体からも自然に放射されており、特別な放射線ではなく、日常的にありふれた電磁波の一種です。

人体も体温に応じて微弱な遠赤外線を常に放射しており、遠赤外線そのものは目新しい現象ではありません。家電製品においては、加熱した素材(セラミック・鉱物・炭など)から効率よく遠赤外線を放射させる技術が、暖房器具や乾燥機器に応用されてきました。ドライヤーの分野でも、吹き出し口の素材に鉱物を配合したセラミックコーティングを施す製品が広く流通しています。

放射される遠赤外線の量(放射率・放射量)は、素材の配合や焼成方法によって変わります。この放射量の差が、素材ごとの「内部から温める力」の違いとして製品スペックに表れます。

Structureビームストーンの構造

ケアライズは、株式会社Amavillaが展開するヘアケア家電ブランドです。独自に配合した特殊セラミック素材「ビームストーン」を採用し、遠赤外線・近赤外線を放射する鉱物成分を含んでいます。

TF-2408のセラミック吹き出し口
TF-2408の吹き出し口内側。特殊セラミック(ビームストーン)が遠赤外線を放射する。
引用元:株式会社Amavilla 公式サイト(TF-2408製品ページ)(当メディア調査時点)

公式サイトによると、ビームストーンは一般的な負イオン素材として知られるトルマリンよりも高い共鳴波動値を持つとされています。読者が家庭で再現・検証できる数値ではないため、当メディアは出典と調査時点を明示したうえで掲載しています。

Models搭載機種

ビームストーンは、ドライヤーのTF-2408・TF-1408をはじめ、ケアライズの複数カテゴリの吹き出し口・熱板部分に採用されています。

ドライヤーでは温風の吹き出し口、ヘアアイロンでは熱板の内部構造にビームストーンが使われており、いずれも「表面を焼かずに内部から温める」という同じ考え方に基づいています。搭載の有無や仕様の詳細は機種ごとに異なるため、各製品ページまたは公式サイト(amavilla.biz)のスペック表での確認が必要です。

同じ「内部から温める」という考え方であっても、素材の配合や加工方法が異なれば放射量は変わります。搭載機種を選ぶ際は、ビームストーンという名称だけでなく、実際にどの部位(吹き出し口・熱板全体・一部分)に使われているかも合わせて確認すると、期待する効果とのずれを防ぎやすくなります。